コープ葬祭

前職はサービス業に従事していました。
会社都合で転職をする必要が生じたのですが、働くことができる残り十数年のキャリアは、引き続き人の役に立てる仕事がしたいと思い、葬儀の仕事を視野に入れました。

「お店の雰囲気が温かく、社内の雰囲気が前向き」と感じたのが、コープ葬祭を訪れた最初の印象でした。
仕事柄、お客様に与える第一印象は大事だと思いますし、ここなら人に寄り添える仕事ができると感じ、入社を決めました。

コープ葬祭が力を入れている、ご当家様のためのお世話「WITH」での印象深いエピソードがあります。

ある日、霊柩車の運転手を務めている私は、喪主様と故人様を乗せて出棺を担当しました。
自宅から斎場へお運びしていると、海の近くを通りました。とても天気のいい朝でした。

喪主様のご主人が漁師をされていて、漁場によく足を運ばれていたとお話をお伺いしたので、「せっかくですので海に立ち寄りましょうか」とご提案いたしました。
ご快諾いただけたため、その後少し海辺を歩き、皆様で写真撮影を行いました。

お葬式を終えてから、担当したディレクターから「あのとき、海で写真撮ってくれて本当にうれしかったです」と泣きながら喪主様からの感謝のメッセージをいただいたとご報告をもらいました。

霊柩車に乗っている時間は比較的短いため、ご遺族様とお話を交わせる機会はあまりありません。
短い時間でも「自分に何かできることをしたい」と常日頃から思っておりましたので、感謝をいただけるようなご提案が出来たことを実感できて嬉しかったです。

霊柩車の運転を務めるうえで大事にしているのは、普段よりも意識して安全運転をすること。
斎場に向かうまでの時間は短いですが、ご遺族様が過ごす大切な空間を、少しでも安心できるようサポートをしたいのです。安全運転を通じて、穏やかにお見送りに向かえるような役割を担って参ります。

粗相のないように、礼儀正しく、お客様に接すること。コープ葬祭に出会った、第一印象の雰囲気を大事にできるよう心がけています。

普段、直接お客様と接する機会はそこまで多くありませんが、人のお見送りに携わる仕事をさせていただいているので、これからは葬儀の知識を更に深めていきたいと考えています。
残りの企業人としての仕事を通じて、一人でも多くのお客様のお役に立てるように、一生懸命働いていきます。